ニュース 商業・サービス 作成日:2015年10月20日_記事番号:T00059900
統一超商(プレジデント・チェーンストア)傘下、「クロネコ宅急便」の統一速達(プレジデント・トランスネット)とドラッグストアの康是美(コスメッド)は、今年の売上高が各100億台湾元(約370億円)を突破する勢いだ。ちょっとしたぜいたくを楽しむ「小資」(プチリッチ)と呼ばれる消費者層が両社のターゲットだ。20日付経済日報が報じた。
統一速達はインターネット通販の伸びを受け、年間取扱量7,000万~8,000万件で、宅配便の最大手だ。同社は今年、宅配時に係員が各地の特産品や日用品を販売する「宅通路」サービスを開始した。インターネット通販を利用しない中高年や主婦などがターゲットで、特に中南部や地方では宅配係員1人当たり月6~10人の新規顧客を開拓しており、年間3億元の売り上げを予測している。
コスメッドは、屈臣氏(ワトソンズ)に次ぐ業界2位。従来の利便性重視からファッショナブルに戦略を転換し、今後の新規出店や店舗改装に反映させる計画だ。
一方、統一超商傘下42事業のうち、上海のセブン−イレブンなど14事業は依然赤字だ。統一超商の第1~3四半期売上高は1,530億6,500万元で前年同期比1.55%増だった。同業の全家便利商店(台湾ファミリーマート)も434億2,500万元で2.32%増どまり。昨年の4%増に届いていない。市場では、コンビニエンスストア大規模店舗の出店が頭打ちで、話題になる商品もなく、今年は成長力に欠けるとみられている。
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