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PSS基板の兆鑫光電、中国企業と提携


ニュース 電子 作成日:2015年10月20日_記事番号:T00059908

PSS基板の兆鑫光電、中国企業と提携

 高輝度発光ダイオード(LED)用パターン化サファイア基板(PSS)メーカーの兆鑫光電科技(Aceplux Optotech)はこのほど、中国福建省の有機金属化学気相成(MOCVD)装置メーカー、福建漢晶光電科技(HEXALUX)および同省漳州市雲霄県政府と、PSSの生産について協力することで提携を結んだと発表した。兆鑫光電は2〜3年後にPSSの年産能力を1,200万枚(2インチ基板換算)に拡大し、世界最大のサプライヤーに成長したい考えだ。20日付経済日報が報じた。

 兆鑫光電の呉耿賢董事長は、同社顧客の85%は中国企業だが、PSSの中国向け輸出には11%の消費税が課せられるため地場メーカーとの競争で苦戦していると説明。中国企業と提携することで、国際競争力を高めたいと語った。

 兆鑫光電の上半期売上高は2億4,200万台湾元(約9億円)で前年同期比12%減、純利益も2,590万元と7.9%減少した。粗利益率も5.9%と前年同期の17.3%から大幅に下落した。