ニュース 電子 作成日:2015年10月21日_記事番号:T00059934
21日付電子時報によると、発光ダイオード(LED)パッケージング(封止)最大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)が新北市樹林区の本社および各工場で11月から1週間の無給休暇を実施するとの観測が浮上している。業界では、同業他社に比べ業績が安定している「優等生」のエバーライトが無給休暇を実施するとなれば、後続の受注見通しが楽観できないことを示し、非需要期が予想より長引く可能性があると懸念されている。
エバーライトは今回、「旅行休暇」の名目で、従業員に対し非需要期を利用してレジャーを楽しむよう奨励。1人当たり数千台湾元(1元=約3.7円)の補助金を支給するとされる。ただ、同社は6月にも同様の休暇を実施しており、今回の休暇は実質的に運営コストや製品在庫の低減を目的とした無給休暇とみられている。
LED業界では今年、多くのメーカーが無給休暇を実施しているが、その大部分は川上のサファイア基板やチップメーカーだった。今回、川下大手のエバーライトに実施観測が出たことで業界景気が予想以上に悪い状況がうかがえ、今後、さらに多くの企業が存続の危機にさらされると予測されている。
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