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洪秀柱氏への出馬辞退圧力問題、検察が朱主席ら聴取


ニュース 政治 作成日:2015年10月22日_記事番号:T00059943

洪秀柱氏への出馬辞退圧力問題、検察が朱主席ら聴取

 来年1月の台湾総統選に関連し、国民党の公認候補が洪秀柱副主席から朱立倫主席に変更されたことに関連し、野党民進党の立法委員が朱主席の洪副主席に対する出馬辞退圧力が「総統副総統選挙罷免法」に違反すると告発した問題で、最高法院検察署特別偵査組は21日、朱主席、李四川秘書長に出頭を命じて事情聴取を行ったほか、洪副主席にも証言を求めた。

 朱主席と李秘書長はいずれも洪副主席に対する出馬辞退要請で利益供与はなかったと主張した。検察側は同日、2回にわたり朱主席を呼び出した。

 一方、洪副主席は記者団から「出馬辞退に条件はなかったのか」と問われたのに対し、「そんなことがあるはずはない」と否定した。洪副主席は今月6日、出馬辞退要請に反論する形で、「党内の資源で出馬辞退を迫られた」と発言しており、何らかの利益供与を指した発言ではないかと物議を醸した経緯がある。

 捜査関係者は「質問すべきことは全て聞いた。それ以上はコメントできない」と話した。


事情聴取を終えた朱主席は、「司法の乱用によって総統選への介入が行われるべきではない」と述べた(21日=中央社)