携帯電話用液晶パネル大手の勝華科技（ウィンテック）の黄顕雄董事長は７日、第4.5世代以下の液晶パネル工場を買収を目指しており、「第５世代の工場を買収する可能性も排除しない」と述べた。買収が実現すれば中型の液晶パネル市場に新規参入することになる。８日付経済日報が伝えた。
黄董事長は「工場のみを買収する戦略で、企業買収は考えていない」と述べた。業界では勝華が同業の瀚宇彩晶（ハンスター）の買収を目指しているとの観測が流れていた。勝華は昨年８月、瀚宇の第３世代パネル工場を買収している。
黄董事長は「中型と小型の液晶パネルはビジネスモデルが全く同じで顧客が異なるだけだ。現在は小型に特化しているが、生産能力が十分に確保できれば、中型パネル市場に参入したい」と述べた。
市場調査会社のディスプレイ・サーチによると、勝華の携帯電話用液晶パネル出荷量は昨年７～９月期の4,726万枚（世界シェア14.2％）となり、韓国のサムスンＳＤＩを抜きトップに躍り出た。
