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保険会社の契約引受、審査基準3段階に差別化


ニュース 金融 作成日:2015年10月23日_記事番号:T00059978

保険会社の契約引受、審査基準3段階に差別化

 金融監督管理委員会(金管会)保険局は22日、保険会社の法令順守状況と消費者保護状況に応じて、保険会社による契約引受審査基準の管理を緩和または強化する「差別化措置」を来年4月から導入すると発表した。

 それによると、保険局は保険会社を3段階に分け、前年度に罰金処分を受けていないなど法令順守状況と消費者保護状況が優秀な保険会社については、契約引受審査基準を自主的に定めることを認める。一方で、法令順守状況と消費者保護状況に問題があり、前年度の罰金処分が累計で300万台湾元(約1,100万円)に達した保険会社については、逆に契約引受審査基準の厳格化を求める。残る保険会社には既存基準を継続適用する。

 保険契約をめぐっては、契約者に資産証明を求めたり、保険会社が対面で聞き取り調査を行ったりするなど契約引受審査に複雑な基準があり、業界から「契約者に面倒をかける」という声が上がっていた。