ニュース その他製造 作成日:2015年10月26日_記事番号:T00060001
経済部統計処が23日発表した9月の工業生産指数は102.96ポイントで、前年同月比5.32%下落し、5カ月連続のマイナス成長となった。楊貴顕同処副処長は、消費者向け電子機器の需要低迷で業者の在庫消化スピードが鈍化していることを主因に挙げた。24日付経済日報が報じた。
工業生産指数の92%を占める製造業生産指数は9月、前年同月比5.6ポイント下落。構成項目のうち、化学材料を除く全項目が下落した。電子部品業は7.46%下落の121.27ポイントだった。このうち半導体は7.68%下落の148.03ポイント、液晶パネルは18.81%減の80.40ポイントだった。コンピューター・電子製品および光学製品業は、モバイル端末が海外との競争によって減産が続いており14.04%減の88.17ポイントだった。
市場関係者は半導体製品と光学部品の在庫消化スピードは当面緩慢とみており、第4四半期は需要期ながら業績向上は難しいと予測した。
一方化学材料業は、比較対象の前年は一部石化メーカーが定期保修で生産量を減少させていた一方、今期は生産効率を向上させたメーカーが見られたことを受けて、99.98ポイントと前年同月比8.65%上昇した。
楊副処長は、10月の工業生産指数は前月比で上昇すると予測したものの、前年同期比で下落幅がどこまで縮小するかは、在庫消化の動向次第だと説明した。
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