ニュース 石油・化学 作成日:2015年10月26日_記事番号:T00060015
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は現在、自動車、バイクおよび各種工業分野向け潤滑油原料「ベースオイル」について75万リットルの年産能力を有しているが、競争力向上のため、より品質の高いグループ3ベースオイルの生産に参入する計画とされ、近くエクソンモービルに製造工程の変更を依頼したとの観測が出ている。25日付経済日報が報じた。
これについて業界では、中韓自由貿易協定(FTA)が発効10年後にベースオイルがゼロ関税となり、中国向け輸出において台塑石化は韓国メーカーとの競争に直面することになるため、これに先駆けて高付加価値化を進め、競争力を維持する考えとみられている。
台塑石化は台湾で唯一のベースオイルメーカーとなっており、現在主にグループ2ベースオイルを生産している。年間売上高は220億台湾元(約820億円)。輸出の5割が中国向けとなっている。
なお同社は、中国ではベースオイルの自国内調達率が継続して上昇しているが、同国の需要は膨大な規模に上るため、依然、アジア太平洋地域における同製品の主要輸入国となっていると指摘している。
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