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エイサー、重慶にクラウド体験センター


ニュース 電子 作成日:2015年10月26日_記事番号:T00060018

エイサー、重慶にクラウド体験センター

 宏碁(エイサー)が400万米ドルを投じて中国・重慶市の渝北区に設立した同社としては世界で2カ所目となるクラウドコンピューティング体験センターが25日にオープンした。同センター内には、ノートパソコン受託生産大手の緯創資通(ウィストロン)と合弁で、現地メーカーの試作品生産を支援する施設も開設した。26日付工商時報が報じた。


体験センターのオープニングセレモニーは同社創業者の施振栄(スタン・シー)氏(右前1)が主催した(25日=中央社)

 ノートPCの受託メーカーは従来、中国の沿海地区に生産拠点を構えてきたが、過去数年で内陸部の重慶市や四川省成都市一帯への移転が進んでおり、エイサーは「既にノートPCは100%重慶製」とうたうまでになっている。

 また電子産業においてモノのインターネット(IoT)の重要性が高まる中、エイサーは今年4月、重慶子会社の宏碁双智(重慶)を設立し、渝北区にクラウド体験センターを開設することを決めた。さらにウィストロンと合弁で開設した試作品の生産支援施設では、現地メーカーにハードウエア製造やソフトウエア設計、クラウド・プラットフォームなどの関連リソースを提供し、現地にクラウドやIoTに関する産業の集積地を形成したい考えだ。