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蘇・蕭の両副総統候補、両岸共同市場めぐり応酬


ニュース 政治 作成日:2008年3月11日_記事番号:T00006002

蘇・蕭の両副総統候補、両岸共同市場めぐり応酬

 中央選挙委員会が主催した民進党の蘇貞昌氏と国民党の蕭万長氏の両副総統候補によるテレビ政見発表会が10日夜行われた。1回15分間、交互に2回ずつ政見を発表するという方式で行われ、両候補は両岸(中台)共同市場問題を中心に、経済および中台問題における相手方総統候補の政見を互いに批判し合い、有権者に対し、「真に台湾を愛し、台湾を守ることのできるリーダー」を選ぶよう呼び掛けた。

 先に政見発表を行った蕭候補は、民進党の謝長廷総統候補について「経済を理解していない」と批判した。両岸共同市場については、「台湾経済が脇役から脱却する道」と語り中国と対等に協議して平和を目指すとしたのに対し、蘇候補は「本当に中国と対等に協議して『中華民国』を認めさせることができるのか」と国民党の馬英九総統候補に疑問を示し、自ら用意したボードを掲げ「簡単に言えば『両岸共同市場』とは『一つの中国市場』だ」と強調した。

 選挙戦は終盤に入り、両岸共同市場が最大の論争テーマになっている。蘇候補は、「一つの中国の枠組みに入り、後に重大な結果をもたらす」と批判している。10日付中央社が報じた。