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大型パネル15年出荷額シェア、中国を依然リード=IHS予測【図】


ニュース 電子 作成日:2015年10月26日_記事番号:T00060020

大型パネル15年出荷額シェア、中国を依然リード=IHS予測【図】

 市場調査会社、IHSテクノロジーの予測によると、2015年の大型液晶パネル市場シェアは、金額ベースでは群創光電(イノラックス)、友達光電(AUO)が各14%以上で、中国メーカーは10%に満たない。中国メーカーは第8.5世代工場を相次いで稼働させ、出荷枚数で追い上げているが、出荷額では台湾勢が依然優勢だ。26日付工商時報が報じた。

 

 IHSの予測では、15年大型パネル出荷額は709億900万米ドルで、シェアは上位から▽LGディスプレイ(LGD)、28.03%▽サムスン電子、21.52%▽イノラックス、15.44%▽AUO、14.13%──と続き、中国メーカーは▽京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)、7.82%▽深圳市華星光電技術(CSOT)、4.25%▽中電熊猫信息産業集団(CECパンダ)、1.25%▽昆山龍騰光電(IVO)、0.58%──の見通しだ。

 台湾メーカーは40インチ以上の大型パネル出荷枚数が中国メーカーより多いため、平均単価が高い。今年の55インチパネル出荷枚数をみると、AUOの400万枚に対し、BOEは100万枚、CSOTは200万枚。4K2Kパネルは、イノラックスが800万枚、AUOは400万枚だが、BOE、CSOTは200万枚にすぎない。

 IHSの謝勤益シニア研究総監は、中国メーカーは今年稼働する新工場で43、48、55インチなどのパネルを生産するが、既存の工場は32インチが中心と指摘。来年の出荷目標は▽BOE、2,300万枚▽CSOT、1,800万枚──で今年と同水準と予測した。