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加工肉に発がんリスク、台湾でも波紋


ニュース 食品 作成日:2015年10月27日_記事番号:T00060032

加工肉に発がんリスク、台湾でも波紋

 世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)は26日、ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉を「人に対し発がん性がある」物質に指定したと発表した。IARCの基準で「加工肉」は塩分を加えたり、薫製にしたりした食肉を指す。台湾でも消費が多いため、27日の台湾各紙が軒並み1面で報道するなど波紋を広げている。


「赤肉」1キロの摂取はたばこ600本に相当するという(26日=中央社)

 IARCによれば、牛肉、豚肉、羊肉、馬肉など「赤肉」(哺乳類の肉)を加工した「加工赤肉」を毎日50グラム摂取した場合、大腸がん、直腸がんを罹患するリスクが18%増大することが分かった。

 自由時報によると、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の潘志寛食品組長は「参考値にすぎない。実際のがん罹患リスクは年齢、体質によって異なる。このため、摂取上限を定めたり、法的規範に盛り込んだりすることは実務上難しい」と述べた。