ニュース 電子 作成日:2015年10月27日_記事番号:T00060040
アップルが11月より販売を開始する12.9インチの大画面タブレット端末「iPad Pro」についてサプライチェーン関係者は、年内の出荷量は250万台に及ばないとの見方を示した。27日付電子時報が報じた。
業界では当初、タブレット市場においてアップルが商用向けに勢力を拡大すると同時に、10インチ以上の大画面タブレットの購買意欲を刺激すると予測されていたが、失望感が広がっている。
iPad Proは本体価格が799〜1,079米ドルで、別売りのスタイラスペン(タッチペン)「アップルペンシル」や「スマートキーボード」を組み合わせると最低でも1,067米ドルとなり、価格の高さから市場では売れ行きを懸念する声が出ている。
また企業や専門業界市場をターゲットとするiPad Proは、タブレット市場全体の需要を拡大すると予想されていたが、業界関係者は「コスト削減を続ける企業が(高価な)iPad Proを調達の優先候補に挙げることはない」と指摘。サムスン電子や華碩電脳(ASUS)などその他ブランドの299米ドルを超える価格帯の製品も受注量の縮小が続いており、消費者や企業が製品価格に敏感となっている状況がうかがえる。
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