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加工肉、警告表示を検討


ニュース 食品 作成日:2015年10月28日_記事番号:T00060062

加工肉、警告表示を検討

 世界保健機関(WHO)がハムやソーセージなどの加工肉を「人に対し発がん性がある」、赤肉(牛肉、豚肉、羊肉など)も「恐らく発がん性がある」物質に指定したことを受け、毛治国行政院長は27日、各国の対応を参考に、警告表示の掲載を検討するよう関連部会(省庁)に指示したと述べた。28日付聯合報が報じた。


台湾の小吃(屋台料理)にも加工肉が使われている(中央社)

 毛行政院長の発言は、林徳福立法委員(親民党)が同日、所管機関による管理強化、たばこや酒類のような警告表示の掲載について質問したことを受けたもの。

 毛行政院長は、検出量の基準設定や、食品安全衛生管理法による表示義務付けを、消費者が購入時の参考にできるよう検討すると述べた。毛行政院長は、がんは食習慣と関係があり、赤肉、白肉(魚、鶏肉など)、野菜をバランスよく摂取すれば、問題はないとの見解を示した。

 衛生福利部の蒋丙煌部長は、包装上の警告表示は国際慣習を参考にすると述べた。ただし、肉類は栄養があり、WHOも全く食べるなとは言っておらず、摂取量を加減するよう市民に呼び掛けた。

 行政院農業委員会(農委会)は、WHOの分類の根拠が不明瞭だが、牛肉、豚肉、羊肉そのものの問題でなく、防腐剤の添加量が問題だとの見方を示した。