ニュース その他製造 作成日:2015年10月28日_記事番号:T00060063
太陽電池用シリコンウエハー大手、中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)は27日、同社が保有する太陽電池用ポリシリコン(多結晶シリコン)の製造方法に関する特許(特許番号・I452185)を侵害するあらゆる企業に対し、訴訟を行うと宣言した。一方で台湾メーカーに対しては当該特許の無償利用を開放すると発表。最終的に台湾メーカーを結集した「太陽エネルギー大連盟」を結成し、競争力を強化したいとの考えを示した。28日付工商時報が報じた。
太陽エネルギー産業ではこれまで特許紛争が比較的少なかったが、近年では競争が激化し、市場における高効率太陽電池の需要も高まる中、各メーカーが製品開発を加速しており、SASの徐秀蘭総経理は「研究開発(R&D)と知的財産権の重要性はよく分かっている」と語った。今後、技術障壁を高め、特許訴訟で権利を守ることが中国メーカーとの競争に勝利する重要な手段となるとの認識を示した。
なお、台湾メーカーに対する「I452185」特許の開放について徐総経理は、自転車業界の台湾自行車協進会(Aチーム)のような連盟を結成するとともに、最も川下の太陽光発電事業へも参入して出荷先を確保したいと語った。
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