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中鴻、11月価格引き下げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年10月28日_記事番号:T00060065

中鴻、11月価格引き下げ

 中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は27日、11月の台湾市場向け熱延価格を1トン当たり300台湾元(約1,100円)、冷延は400元引き下げた。海外向けは輸出先によって20〜25米ドル、平均2.32〜2.68%引き下げた。28日付経済日報などが報じた。

 これにより、台湾向けの熱延価格は1トン当たり1万1,600〜1万1,800元、海外向けの熱延のCIF価格は300〜320米ドルとなった。

 中鴻は、今回の値下げは価格を市場の相場に近づけ、川下顧客の輸出受注競争力を高めることが目的と説明した。

 中鴻は、鉄鋼輸出市場の値下げ競争が近く終了する兆しが見られると指摘した。中国の9月鉄鋼輸出は前月比、前年同月比ともに30%以上増えたが、これは7月に値下げで受注した結果で、中国の鉄鋼メーカーは第3四半期に損失が拡大したと説明。各メーカーが損失拡大を防ぐため、量の追求を控えており、取引価格下落の余地は限られるとして、来年の春節(旧正月)以降、価格上昇に転じる可能性が高いと指摘した。