鴻海科技集団（フォックスコン）はこのほど、傘下子会社を通じて、英国の携帯電話回収業者、バンブー・ディストリビューションの株式20％を取得した。今後、モバイル端末、コンシューマ・エレクトロニクス製品のリサイクル事業展開を英国など欧州に拡大する。28日付経済日報が報じた。
鴻海は今回の出資に関する発表を行っていないが、市場の観測によると出資額は公表が必要となる３億台湾元（約11億円）を下回るとされる。
外電の報道によると、鴻海とバンブー社は今後、欧州に新たな販売拠点を設置する他、英国と欧州でモバイル端末、コンシューマ・エレクトロニクス製品のリサイクルに関する一貫サービスを提供する計画だ。
鴻海は昨年９月、米国の電子製品回収・リサイクル業者、CExchangeと中古製品の取引プラットフォーム構築で戦略提携すると発表。今年３月には中国でアップル製品の下取り、および中古品販売を開始するなど、リサイクル市場での展開を積極化している。
