ニュース 電子 作成日:2015年10月28日_記事番号:T00060069
DRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の沈道邦財務長は27日の業績説明会で、「第4四半期の需要は供給に追い付かず、価格は(下振れ)圧力を受ける。依然として慎重な見方を抱いている」と述べた。28日付経済日報が伝えた。
今月初旬に高啓全董事長が中国の紫光集団の執行副総裁に就任するとの観測が出ていたことに関し、沈財務長は、現在の董事長は高氏で変更ないと述べた(27日=中央社)
ただ、沈財務長は第4四半期のDRAMビット出荷量は前期に比べ、数ポイント改善するのではないかと話した。
イノテラは現在、20ナノメートル製造プロセスへの移行を進めており、今年末段階で8割が同プロセスによる生産に切り替わるため、来年第1四半期にはビット出荷量が2桁台の伸びを示すとの見方を示した。
DRAM価格の下落で、第3四半期のイノテラの粗利益率は28%となり、30%の大台を割り込んでいた。
イノテラは今年570億台湾元(約2,100億円)の設備投資を予定しており、これまでに360億元を支出した。来年も20ナノメートル以降の製造プロセスによる試験生産に投資を行うが、設備投資額は今年を下回る見通しだ。
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