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モデル業界、小遣い稼ぎの売春がまん延か


ニュース 社会 作成日:2015年10月30日_記事番号:T00060100

モデル業界、小遣い稼ぎの売春がまん延か

 中国や米国など海外で企業経営者など富裕層を相手に売春行為を行っていた台湾人グループが摘発され、客を取っていた女性の中に芸能人やモデルが数多く含まれていたとされる事件について、仲介役を担っていたとするモデルが蘋果日報に対し、「ベテランモデルが仲介役となり、フェイスブック(FB)などを通じて新人モデルを選抜して客に紹介していた」と証言。報酬の高さから応募するモデルは多く、小遣い稼ぎに売春に手を染めるケースが業界でまん延している状況が分かった。30日付同紙が報じた。

 蘋果日報に証言を行ったモデルによると、売春の経験を持つベテランモデルは、売春し続けることや、売春グループから報酬を差し引かれることを嫌い、かつての客や本業を通じて知り合ったスポンサーを客とし、自らは仲介役と転じるようになるという。

 こうした仲介役は、モデル業界に入ったばかりの新人や安定した仕事のない無名モデルと客の間を取り持ち、10~20%の紹介料を受け取るそうだ。

 今回の事件を捜査する過程で警察は、特に安定した仕事を持たないモデルがたびたび海外旅行に出掛けた写真をFBにアップロードし、しかも常に家族や友人を伴わず、単独で写っている場合、売春に関わっている可能性が高いと指摘した。

 中国時報は29日、今回問題となっているグループを通じて売春を行っていた疑いがある女性芸能人4人をイニシャルで報じた。そのうち「(モデルらを暴行して有罪判決を受けた)李宗瑞被告と関係のあったW」について、かつて同被告と交際していたタレントの呉亜馨(マギー・ウー)とする指摘が上がったことを受け、呉亜馨はFB上に「今回の事件で取り調べを受けた人間に知り合いはいない。今後、事実と異なる報道があれば、提訴する」と声明を発表した。