ニュース 社会 作成日:2015年10月30日_記事番号:T00060101
電子部品メーカー、富鼎雄電子の台中工場の女性作業員(32)が勤務中に脳卒中で倒れ、後遺症で左腕と左脚がまひしたのは長時間労働による過労が原因として、会社側に975万台湾元(約3,600万円)余りの損害賠償を求めた訴訟で、士林地方法院は29日、過労と脳卒中の因果関係を認め、会社側に256万元余りの支払いを命じた。30日付蘋果日報が報じた。
判決書によると、女性は2012年4月から同工場で勤務を開始し、電子部品の配線を担当。労働時間は1日12時間を超えることが多く、同年5〜6月には30日間の連続勤務を行った。同年10月、勤務中に突然気を失った。
まひで介護が必要となった女性は、会社側に損害賠償を請求。これに対し会社側は、女性は身長162センチ、体重118キロで医師に病的肥満と診断されていた上、高血圧で受診歴もあり、血圧降下剤を指定時間通りに服用しなかったことが原因として、女性にも過失があったと主張した。
士林地方法院は、女性の平均月給1万9,000元、医療費や十分に働けなくなったことなどから損害額を算定し、女性の過失割合2割として、会社側に256万元余りの支払いを命じた。
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