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Q3経済成長率マイナス1%、金融危機以来6年ぶり【図】


ニュース その他分野 作成日:2015年10月30日_記事番号:T00060104

Q3経済成長率マイナス1%、金融危機以来6年ぶり【図】

 行政院主計総処が30日発表した2015年第3四半期の域内総生産(GDP)成長率は、輸出、個人消費の減速により、マイナス1.01%に落ち込んだ。マイナス成長は世界金融危機の影響を受けた2009年第3四半期のマイナス1.24%以来6年ぶり。今年8月時点ではプラス0.1%の予測だった。

 主計総処は、輸出不振の理由として、世界景気の不振、電子製品の在庫消化の鈍さ、中国政府による地場産業支援で勢力を増している「紅色供給網(レッドサプライチェーン)」や、原油など原材料価格の下落を挙げた。第3四半期輸出は米ドル建てで13.86%減、台湾元建てで8.81%減だった。特に電子製品は7.88%減、ガソリン、軽油など鉱産物は約5割減だった。

 個人消費については、小売業の売上高が1.93%減と09年第3四半期以降で初めてマイナス成長に転じた。自動車の新車登録台数は7.88%減だった。

 台湾人の延べ出境者数は9.37%増だった。円安、ユーロ安で日本行きは30.71%増、欧州行きは26.21%増と大きく伸びた。