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裕隆通用、元高で値下げ敢行


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年3月11日_記事番号:T00006012

裕隆通用、元高で値下げ敢行

 
 米GM系の裕隆通用汽車は、元高によるコスト低下の利を生かし、域内生産のビュイック「エクセル」と「ラクロス」の新車販売価格を最大20%値下げする。これにより、日系の域内生産車に対する競争力強化を図りたい考えだ。11日付経済日報が報じた。

 ラクロス2.4Lは、97万9,000台湾(約325万円)元から12万元値下げの85万9,000元に、エクセル1.8Lは64万9,000元から58万9,000元に6万元値下げする。

 鉄鋼など自動車製造に欠かせない原料の価格高騰や第4期排ガス規制への対応によるコスト上昇、さらに今年から始まった自動車メーカーへの「大気汚染税」徴収などにより、今年は日系域内生産車を中心に新車価格の値上げが相次いでいる。そんな中、裕隆通用では元高によりコスト負担が他のメーカーよりも軽くなったため、コスト上昇部分を自社で吸収し、値下げによりディーラーの在庫負担を軽減したいとしている。