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iPhoneの中国シェア拡大、台湾IC設計に受注減懸念


ニュース 電子 作成日:2015年10月30日_記事番号:T00060121

iPhoneの中国シェア拡大、台湾IC設計に受注減懸念

 アップルのスマートフォン、iPhoneが中国で勢力を拡大しており、台湾IC設計会社が顧客とするアンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマホは中国市場シェアが今後一段と縮小する見通しだ。アンドロイド搭載スマホの値下げ競争が激しいこともあり、聯発科技(メディアテック)、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)、瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)といった台湾IC設計会社は来年、顧客の深刻な発注削減に遭い、売上高、粗利益が減少する懸念がある。30日付電子時報が報じた。

 アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、中国の第3四半期スマホ市場でiPhone6は販売台数首位、iPhone6プラスは3位だったと明かした。中国が今後、同社最大の市場になるとみており、最近、同国を足しげく訪れている。中国のアップルストアを大幅に増やす計画だ。

 台湾の大手IC設計会社は、アップルのターゲットはハイエンド層のため、台湾IC設計会社の受注や顧客への直接的影響は限定的だが、海外のチップサプライヤーがスマホブランドと提携して中国のミドル、ローエンド市場に進出する可能性があり、間接的な打撃を受けると予想した。