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東聯化学総経理の不正疑惑、「業績に影響なし」


ニュース 石油・化学 作成日:2015年11月2日_記事番号:T00060137

東聯化学総経理の不正疑惑、「業績に影響なし」

 遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の東聯化学(OUCC)の蔡錫津総経理(62)が中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)の総経理を2013年7月に辞任した後、中石化の従業員を買収し、営業秘密を不正に入手していた疑いで、苗栗地方法院検察署が29日、蔡総経理ら8人を事情聴取したことを受け、東聯化学は30日、蔡総経理は前職での事件で検察の調査に協力するが、同社の業績に影響は出ないとの声明を発表した。31日付経済日報などが報じた。


中石化の余副総経理は、蔡総経理には感謝していたのに、こんな事件が発覚するとは、非常に遺憾だと述べた(30日=中央社)

 東聯化学は、同社は蔡総経理が大株主の合聯化学と無関係で、製品構成も中石化と異なると強調した。蔡総経理は30日も通常通り勤務した。

 一方、中石化の余建松副総経理は同日、検察の調査で不正が証明されれば、蔡総経理に退職金2,000万~3,000万台湾元(約7,400万~1億1,000万円)の返還を求める考えを示した。