ニュース 自動車・二輪車 作成日:2015年11月2日_記事番号:T00060142
独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を受け、行政院環境保護署(環保署)はこのほど、同社製品について路上での排ガステストを実施し、一部車種では窒素酸化物(NOx)排出量が規定の6倍近かったと発表した。その上で、VWの台湾支社、奥迪福斯汽車(アウディ・フォルクスワーゲン台湾)は今後1万8,761台のリコールが必要となり、従わなければ1台当たり10万台湾元(約37万円)の罰金を科すと指摘した。これに対し同社は、早ければ本社と同じ来年1月に台湾でもリコールを実施すると表明した。1日付中国時報が報じた。
環保署は米国に倣い、車載型分析計(PEMS)を搭載して調査した(リリースより)
今回排ガステストを実施したのはVWブランドの「ゴルフ 1.6TDI」(リコール対象外)および「ゴルフ 2.0TDI」。現行では小型ディーゼル車のNOx排出基準は走行距離1キロメートル当たり0.18グラム。ゴルフ1.6の排出量は0.35〜1.59倍にとどまったが、ゴルフ2.0は4.3~5.78倍に達した。
なお排ガス不正問題の発覚を受けてVWは環保署に対し、台湾でリコールの対象となるのは16車種、1万7,744台と報告していたが、同署が調査した結果、実際には▽アウディ▽VW▽VW商用車▽シュコダ──傘下の18車種、1万8,716台に上ることが明らかとなった。
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