ニュース 電子 作成日:2015年11月2日_記事番号:T00060145
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)の張嘉臨・財務長兼世界業務総経理は30日の業績説明会で、第4四半期の業績は前期から改善することを期待しているが、黒字転換は厳しいとの見方を示した。業績説明会では通常、次の四半期の業績見通しを具体的な数字で表明するが、同社は創業以来初めて数字を公表せず、「経営の見直しを進めている最中に業績見通しを示すと、さまざまな憶測を呼ぶため」と理由を説明した。31日付中国時報などが報じた。
10月24日に台湾で先行発売した最新旗艦機種「A9」について張財務長は、11月末から大量出荷する予定で、販売状況は来年1月以降に判明すると説明した。
また、中国市場で、A9の他、11月から12月にかけて中国ユーザーのニーズに合わせた新機種を発売予定だと明かした。同社は中国市場で販売不振が続いているが、今後組織再編で中国市場を北アジア地域管轄から独立させ、中国向けの生産ラインや担当チームを強化していく考えだ。
なお、8月にHTCが上海工場を売却するという市場観測が出たことについて張財務長は、新製品の研究開発およびイノベーションにおいて自社工場は不可欠だと強調。同工場は現在もアフターサービスを担っており、最も有効に活用していきたいと述べた。
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