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台北市の高級ビュッフェが人気、漢来海港オープンで競争激化


ニュース 社会 作成日:2015年11月3日_記事番号:T00060153

台北市の高級ビュッフェが人気、漢来海港オープンで競争激化

 高雄市の人気ビュッフェレストラン「漢来海港自助餐庁(ハーバー・レストラン)」が先月30日、太平洋崇光百貨(太平洋そごう)台北敦化館6階に台北市第1号店をオープンしたことに対し、同市内の高級ホテルのレストランがビュッフェをリニューアルして対抗しており、競争が激化している。

 高雄市の漢来大飯店(グランド・ハイライ・ホテル高雄)傘下、漢来美食が運営する漢来海港自助餐庁の6店目となるそごう敦化館店は、400坪の店内に280席を設置。カニやさしみ、その場で調理するステーキなど20種類以上の料理が平日昼間は830台湾元、夜は980元、休日は1,080元で食べ放題となる。オープン当日には長蛇の列ができ、皿に大盛りのカニを乗せた客は「さしみもカニも新鮮で種類も豊富だ」と満足そうに話した。同レストランは現在、年内は予約で休日が9割、平日で8割埋まっている状況だ。

 一方、先月20日にリニューアルオープンした台北晶華酒店(リージェント台北)のビュッフェ、「栢麗庁(ブラッスリー)」では、「晶華軒」の麻婆豆腐や「牛排屋」のロブスタースープなど晶華グループ傘下レストランの人気メニューを集めた特設グルメコーナーを設置して人気を集めている。料金は1人1,190元とリニューアル前に比べ9.2%値上がりしたにもかかわらず、平日は今月中旬まで、休日は来年1月まで予約がいっぱいとなっている。

 さらに台北君悦酒店(グランドハイアット台北)のビュッフェ式レストラン「凱菲屋(Cafe)」も先月15日にリニューアルオープンし、中華料理や西洋料理の他、その場で握る寿司やインド料理などバラエティー豊かなメニューを一律1,480元で提供している。こちらもリニューアル前に比べ34.5%値上げしたが、売り上げは20〜30%増加しており、今月末まで予約で満席だという。

 この他、台北国賓大飯店(台北アンバサダーホテル)の「明園西餐庁」も今年改装を実施し、広東料理、四川料理やステーキ、特色あるデザート類を提供している。今月の休日は既に予約が満杯だ。

 なお蘋果日報ではビュッフェで「元を取る」ための攻略法として、▽食事前5時間は何も口にしない▽少量のスープで胃を拡張する▽単価が高く消化に良い海鮮類から食べ始める▽肉類は消化されにくいため後で食べる▽パンやチャーハン、スパゲティなどは食べない▽炭酸飲料は飲まない──などの点をアドバイスしている。