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モテック、5四半期ぶり黒字【図】


ニュース その他製造 作成日:2015年11月3日_記事番号:T00060163

モテック、5四半期ぶり黒字【図】

 太陽電池最大手の茂迪(モテック・インダストリーズ)が2日発表した第3四半期純利益は4,500万台湾元(約1億7,000万円)で、4四半期連続の赤字がストップした。太陽電池メーカーで第3四半期の黒字転換を発表したのは元晶太陽能科技(TSEC)、昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)に続く3社目。3日付経済日報などが報じた。

 モテックの第3四半期連結売上高は70億9,800万元で、前期比38.1%増、前年同期比83.6%増となった。粗利益率は7.26%に上昇した。

 太陽電池オファー価格は第3四半期入り後に安定上昇が続いた。特にモテックは米国の反ダンピング(不当廉売、AD)関税率が台湾メーカーの中で最も低いため、受注回復と製品価格上昇のペースが比較的速く、すぐにフル稼働となり出荷量が増加した。また、買収した聯景光電(トップセル・ソーラー・インターナショナル)の生産能力が今年半ばから加わったことも貢献した。

 同業の昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)が同日発表した10月の連結売上高は前月比11.7%増、前年同月比63.5%増の10億6,400万元で、過去2番目の高さとなった。生産ラインのフル稼働、および前月の一部出荷分を10月に計上したことが貢献した。1〜10月売上高は前年同期比2.45%増とプラス転換した。

 太陽電池用シリコンウエハーメーカー、達能科技の10月売上高は前月比3.7%増、前年同月比9.5%減の1億3,900万元だった。前月比増収は5カ月連続。同社は中国の旺盛な太陽光発電システム需要の恩恵を受けたと説明した。