ニュース 電子 作成日:2015年11月3日_記事番号:T00060169
光電用プリント基板(PCB)最大手、志超科技(タイワンPCBテックべスト、TPT)は2日、日立化成の台湾子会社、台湾日立化成工業(HCT、高雄市前鎮区)の減資後の株式80%の譲渡を受け、経営権を取得した。TPTは、HCTはカーエレクトロニクスと光電センサーの顧客、技術リソースを持ち、生産品目と体制の最適化を進められると効果に期待感を示した。3日付工商時報が報じた。
HCTは近年事業分野の拡大を進めており、ノートパソコン用PCBでも台湾業界で上位に名前を連ね、中国江蘇省の江陰信捷正電子(SINACT)の経営権を取得するなど発光ダイオード(LED)ライトバー分野も開拓している。
日系PCBメーカーは台湾がPCB産業を発展させる上で重要な役割を果たしたが、近年は台湾、中国勢に太刀打ちできず、HCTがTPTに経営権を譲渡したことにより、従来型PCBメーカーで台湾に残る日系メーカーは、三菱ガス化学、同社100%子会社の日本サーキット工業(JCI)、長春集団(CCPG)の3社合弁による台豊印刷電路工業(TCI)1社のみとなった。三菱ガス化学は10月、日本国内での事業環境悪化を受けて日本サーキット工業を来年3月末で解散させると発表したが、TCIは事業を継続する。
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