ニュース 電子 作成日:2015年11月3日_記事番号:T00060171
液晶パネルメーカー、中華映管(CPT)はこのほど、同社が保有する第4.5世代工場2基のうち、1基の稼働を11月中旬に一時停止すると発表した。パネル市況が低迷する中、車載用、工場制御用など粗利益率の高い製品を別の第4.5世代1基に集中させるとともに、柔軟な人材配置を行って厳しい局面を乗り切りたい考えだ。3日付工商時報が報じた。
中華映管の第4.5世代工場の生産能力は2基合わせて18万枚で、うち1基は携帯電話用パネルを専門に生産しており、スマートフォン需要の低迷に大きな打撃を受けている。
今年は中小型パネルの価格競争が激化しており、特にスマホ用パネルでは5インチのアモルファスシリコン(a−Si)パネル価格の下落幅が年初から20%を超えている。中華映管は、第4四半期に入り下落の勢いは弱まっているものの、経営は非常に厳しい状況にあり、下半期、利益の出ないスマホ向け受注を放棄するなど、より慎重に受注選択を行っていると説明した。
この他、同社は先週、第4世代工場を傘下の中小型液晶パネルメーカー、凌巨科技(ジャイアントプラス・テクノロジー)に売却。これに合わせた人員整理を進める方針で、既に桃園市政府労工局に525人の解雇を届け出た。
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