ニュース 金融 作成日:2015年11月4日_記事番号:T00060183
金融監督管理委員会(金管会)は3日、ターゲット・リデンプション・フォワード(TRF)と呼ばれる金融派生商品(デリバティブ)による損失問題が表面化していることを受け、個人への販売を禁止するなど、銀行に対する販売規制を強化すると発表した。年内にも実施する。4日付経済日報が伝えた。
今回のTRF規制措置は▽販売対象を法人に限定し、自然人(個人)への販売を禁止する▽顧客の最低総資産を5,000万台湾元(約1億8,700万円)から1億元に引き上げる▽1年物以上の複雑な高リスク商品の販売を禁止する▽損失上限を6倍から3.6倍に引き下げる──が骨子となっている。
金管会の詹庭禎銀行局長は「さらに規範を厳格化したのは、銀行と顧客が過大なリスクを負わないようにするためだ」と説明した。
TRFをめぐっては、昨年1月に人民元TRFが人気を集めたが、その後の人民元下落で一部投資家が巨額の損失を出し、中小企業が倒産の危機に追い込まれるなど深刻な問題を招いた。
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