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封止・検査の中国最大手、江蘇長電も台湾投資に意欲


ニュース 電子 作成日:2015年11月4日_記事番号:T00060196

封止・検査の中国最大手、江蘇長電も台湾投資に意欲

 中国の半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、江蘇長電科技の王新潮董事長は3日、台湾は中国企業の進出、投資を認めるべきだと語り、開放されればスタッツ・チップパック台湾工場を買収する考えを示した。中国の「紅色供給網(レッドサプライチェーン)」による台湾半導体業界への投資は、今後ますます拡大しそうだ。4日付工商時報が報じた。

 江蘇長電は10月、シンガポールの同業、スタッツ・チップパックを7億8,000万米ドルで買収したが、台湾子会社は含まれていない。

 王董事長は、台湾から中国への投資は容易だが、中国企業の台湾投資には制限が多く、不合理だと訴えた。中台が協力し合えば双方に利があり、人材引き抜きなどは発生しないと語った。

 王董事長はまた、投資対象としてスタッツ・チップパック台湾工場に興味があると明言し、もし規制が緩和されれば買収する考えを明らかにした。ただ、開放されなければ「自社で建設する」と述べており、そうなれば台湾工場への打撃は必至だ。