ニュース 電子 作成日:2015年11月4日_記事番号:T00060199
4日付工商時報によると、聯発科技(メディアテック)が出資する中国のIC設計業者、深圳市匯頂科技(GOODiX)が開発した最新の指紋認証ICが、同国の新興スマートフォンブランド、楽視網信息技術(Letv)に採用されたもようだ。匯頂科技は小米科技(小米、シャオミ)、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に続き、中国の大手スマホブランドから受注を獲得したことになる。
沛星の游直翰執行長(右3)は「メディアテックと提携モデルを模索中だ」と話した(3日=中央社)
今回、匯頂科技の指紋認証ICが採用されたのは、楽視網が先ごろ発表した最新スマホ「楽1s」で、同製品にはメディアテックのプロセッサー「ヘリオX10ターボ」も搭載されている。
匯頂科技は下半期に入り相次いで新規受注獲得が伝えられており、中国のスマホ市場で急速に勢力を拡大している。またジャパンディスプレイ(JDI)やサムスン電子のサプライチェーン入りも果たしており、来年は出荷量が4倍に増え、同業の世界的大手、フィンガープリント・カーズ(FPC)を上回ると予測されている。
なおメディアテックはこのほど、人工知能を活用したマーケティングサービスなどを提供する沛星互動科技(Appier)に出資を行った。出資額は公表されていないが、今回、沛星は合計2,300万米ドルを調達しており、このうちメディアテックの出資は100万米ドルを超えるとみられている。
沛星は昨年、世界的なベンチャー投資ファンドのセコイア・キャピタルからの出資を獲得したことで一躍注目を浴びた。
メディアテックの顧大為財務長は「現時点で本業の半導体の他、モノのインターネット(IoT)、人工知能、ビッグデータ、ロボットなどが当社の投資ターゲットに含まれている」と語った。
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