ニュース 運輸 作成日:2015年11月5日_記事番号:T00060208
長栄海運(エバーグリーン・マリン)、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)などが所属するCKYHEアライアンスは4日、11月から12月にかけてアジア~北欧州航路およびアジア~地中海航路で、計9航海の欠航を発表した。運賃下落が止まらなければ、欠航を継続する可能性がある。5日付蘋果日報が報じた。
アジア~欧州航路の運賃は先月末に値上げしたものの下落しており、今週は1TEU(20フィートコンテナ換算)当たり800米ドルまで下がった。来週は600米ドルまで下落する見通しだ。アジア~地中海航路は今週900米ドルから来週700米ドルに、アジア~米国東海岸は1FEU(40フィートコンテナ換算)当たり1,900米ドルから1,800米ドルに、アジア~米国西海岸は1,050米ドルから1,000米ドルに下がる見通しだ。
需要期の第3四半期も振るわず、各社は10月から自発的に船腹(スペース)を減らしたり、運航を停止したが、貨物搭載率は80%と、世界金融危機の影響を受けた2008年以来で最も低い。アジアが主力の万海航運(ワンハイラインズ)は8月に欧州航路から撤退している。
外資系証券会社は、長栄海運と陽明海運は今年赤字となり、陽明海運の損失額は10億台湾元(約37億5,000万円)を超えると予想している。
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