ニュース 電子 作成日:2015年11月5日_記事番号:T00060223
中国の国有半導体大手、紫光集団の趙偉国董事長が先週末の来台中、NAND型フラッシュメモリー用コントローラIC最大手、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)の藩健成董事長と会い、将来的な提携の可能性について話し合ったとの市場観測が浮上している。藩董事長は4日、観測にはノーコメントとしたが、「当社の発展に有利であれば両岸(中台)提携を歓迎する。時期が熟せば行動を取る」と強調した。5日付経済日報が報じた。
ファイソンの主要製品はNAND型フラッシュメモリー用コントローラIC、eMMC(埋め込み型マルチメディア・カード)、SSD(ソリッドステートドライブ)で、全て紫光集団が注力する製品だ。
台湾ではIC設計業界に対する中国資本への出資開放の是非が議論となっているが、藩董事長は、経営陣の最大の任務は会社に利益をもたらし、従業員を養い、利益を株主に還元することと強調。その上で、利益が上がり、市場を拡大できるならば中国資本を受け入れるべきだと語った。
証券会社は、業界におけるファイソンの地位は高いが株価は4日終値で264台湾元(約990円)と聯発科技(メディアテック)の302.5元より安く、中国資本にとって「お買い得」な投資ターゲットだと分析した。
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