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「習主席との会談排除しない」=蔡英文主席


ニュース 政治 作成日:2015年11月6日_記事番号:T00060230

「習主席との会談排除しない」=蔡英文主席

 民進党の蔡英文主席は5日、史上初の中台首脳会談に対する見解をメディアに問われた際、「台湾社会は両岸(中台)の指導者による会談そのものには反対ではない」と述べつつ、来年の総統選挙で勝利できたら、自身と習主席が会談する可能性を排除しないと語った。ただ、▽情報公開▽対等の尊厳▽政治的前提を設けないこと──の3原則が守られることを条件に挙げた。6日付中国時報が報じた。


蔡主席は「3原則が守られる両岸交流は歓迎する」と強調した(5日=中央社)

 蔡主席はまた、中台交流は敏感な政治問題にかかわるため、指導者が住民の信頼を得ていることが重要で、かつ民主主義制度にのっとることが必要と指摘。馬総統は中台間に架け橋を設けたと主張するが、必要なプロセスを踏み、重要な決定への市民の参加や立法院による監督があってこそ、架け橋は安定したものになると訴えた。

 蔡主席はさらに、馬総統は今回、首脳会談を開催の2〜3日前に社会に知らせる手法を取ったが、「人民に対し誠意ある伝え方ではなかった」と批判した。

 なお、民進党は首脳会談に際し、特に抗議活動などが行わない方針だ。