ニュース 政治 作成日:2015年11月6日_記事番号:T00060232
馬英九総統は5日、史上初の中台首脳会談を前に開いた記者会見で、習近平中国国家主席に台湾訪問を求める考えはないかとの質問に対し、「今後ふさわしい時期が訪れれば、検討できないことはない。しかし今は段階を踏んで、両岸(中台)の指導者会談の常態化を進める」と回答し、将来は実現することが望ましいとの見解を示した。6日付中国時報が報じた。
歴史的な会談の舞台となるシンガポールのシャングリラホテル。6日からセキュリティー関係者や報道陣が大勢詰め掛けている(6日=中央社)
馬総統はまた、台湾の海峡交流基金会(海基会)と中国の海峡両岸関係協会(海協会)、行政院大陸委員会(陸委会)と国務院台湾事務弁公室(国台弁)が窓口となって行っている中台対話を、今後はより高いレベルに引き上げたいとの考えも示した。「より高いレベル」が首脳による定期会談なのか、指導者間でのホットライン開設か、行政院と国務院との対話なのかは具体的には明らかにしなかった。
馬総統の構想について中国人民大学国際関係学院の時殷弘教授は、「両岸の指導者による会談が常態化すれば、台湾海峡の安全や危機管理に対応できる一級レベルの対話ルートの常設が求められる」と指摘した。中国時報は「より高いレベル」の具体例としてとして、台湾側では国家安全会議(国安会)秘書長、総統府秘書長、中国側では中国共産党中央弁公庁主任などの役職を挙げた。
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