中華民国全国商業総会（商総）の張平沼前理事長が旗揚げした新たな財界団体「台湾商業聯合総会」は５日、設立大会を開き、理事長に張平沼氏を選出した。６日付工商時報などが伝えた。
商業分野では全国的な財界組織として既に商総が存在するが、張理事長は昨年、賴正鎰氏と商総理事長の座を争って敗れ、たもとを分かった形だ。
張理事長は「台湾の商工団体法規は硬直化しており、商業聯合総会の設立で地方の商工団体の意見を多く取り入れたい」と述べた上で、「商業全体のサービスの質的向上を目指すほか、国際的な商業貿易交流や連携を強化、開拓していきたい。さらに重要なのは両岸（中台）交流だ」と述べた。
張理事長は７日に行われる中台首脳会談について、「馬英九総統が退任を前にして、度量を見せ、成果を上げた。両岸の指導者が何を話し合うか、共通認識があるかどうかに限らず、会うことが制度構築であり重要な成果だ」と歓迎した。
