ニュース 電子 作成日:2015年11月6日_記事番号:T00060251
タッチパネル最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)傘下の同業、達鴻先進科技(CANDO)が5日、財務状況の悪化を理由に会社更生手続きを申請した。タッチパネルメーカーの更生手続き申請は、近年では昨年10月の勝華科技(ウィンテック)に続き2例目。6日付経済日報が報じた。
CANDOによると、同社は12月に7,600万台湾元(約2億8,500万円)の資金不足に陥る見通しだ。現在、手持ちの現金は2億5,000万元、1年以内に支払期限が到来する銀行からの借入金は28億元、負債総額は71億元で、主な債権銀行は第一商業銀行(ファーストバンク)と台湾銀行。また同社の10月末時点の累積損失は14億7,400万元に上っている。
CANDOの張啓煜総経理は、主要債権銀行は金利の引き下げと返済の繰り延べについてTPKが債務保証人となることを要求したが、TPKは董事会で否決したと説明。このため、会社更生手続きの申請に踏み切ったと語った。
同社は台中市后里区に第4.5世代工場2基を構え、従業員数は600人余り。稼働率は現在、約30%となっている。なお主要顧客のTPKからの売り上げが全体の80〜90%を占める。
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