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台塑化の15年純利益、過去2番目の高水準も【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2015年11月9日_記事番号:T00060260

台塑化の15年純利益、過去2番目の高水準も【表】

 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)の曹明総経理は6日、今年の純利益は過去2番目の高水準になると見通しを示した。市場では600億台湾元(約2,300億円)が見込まれている。過去最高益は2007年の696億元だ。7日付経済日報などが報じた。

 曹総経理は、主力事業の一つであるオレフィン事業について、エチレンはナフサとの価格差が1トン当たり400米ドル以上ある上、川下メーカーのオレフィン需要が強く、生産した分が全て売れると述べた。

 製油事業については、10月と12月の日産量は約52万トンだが、11月はコークス工場で20日間の定期点検を行うため、45万トンに下がる。一方、輸出価格との価格差は大きく、航空燃料で1バレル当たり15米ドル近く、全体でも平均14米ドルに上る。

主要4社、6%増収

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)4社が6日発表した主要4社の10月売上高は1,192億5,900万元で前月比6.7%増、前年同月比20.2%減だった。内訳は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、165億9,100万元(前月比3.6%増、前年同月比2.6%減)▽南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス、南亜プラ)、231億8,000万元(前月比2.6%減、前年同月比11.6%減)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、259億1,900万元(前月比0.4%増、前年同月比11.6%減)▽台塑化、535億6,900万元(前月比16.2%増、前年同月比30.4%減)──。