ニュース 電子 作成日:2015年11月9日_記事番号:T00060271
凌陽科技(サンプラス・テクノロジー)と矽統科技(SIS)の合弁テレビ用IC業者、伝芯科技(S2テック)が、中国の国有半導体大手、紫光集団傘下のIC設計企業、鋭迪科微電子(RDAマイクロエレクトロニクス)に売却されたとの市場観測が浮上している。売却額は7億台湾元(約26億円)とされる。市場では今年7月、RDAがS2テック買収に意欲があると伝えられていた。7日付経済日報が報じた。
S2テックの売却観測についてサンプラスは6日、「よく分からない」とコメントした。
なお中国資本による台湾IC設計への出資は未解禁だが、英領ケイマン諸島など第三地を経由して迂回(うかい)投資すれば取引は完了できる。
業界では、サンプラスとSISはS2テック売却により、第4四半期以降は投資損失から解放される一方、RDAはS2テックの技術を取得し、聯発科技(メディアテック)傘下の晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)、瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)などと市場シェアを争うことになるとみられている。
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