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野球プレミア12の台湾予選開幕、台湾初戦で王貞治氏が「始打式」


ニュース 社会 作成日:2015年11月10日_記事番号:T00060280

野球プレミア12の台湾予選開幕、台湾初戦で王貞治氏が「始打式」

 世界野球ランキング上位12カ国・地域の代表チームが世界一をかけて対戦する「プレミア12」の台湾における1次ラウンドが9日、台湾対オランダ戦で開幕した。試合前に行われたセレモニーには日台で尊敬を集める王貞治氏(福岡ソフトバンクホークス会長)が出席。王氏は始球式で打席に立ち、「一本足打法」のフォームを披露して会場を盛り上げた。


台湾代表はオランダ戦で陽岱鋼(日本ハム、写真)選手が1回裏に初打席本塁打を放ち同点に追い付いたが、2回表の3失点、8回裏のチャンスでの無得点などが敗因となった(9日=中央社)

 なお来台した王氏は8日、台湾の野球殿堂「棒球名人堂」を運営する台湾棒球名人堂協会から殿堂入り表彰を受け、日台両方で殿堂入りした初めての人物となった。記者会見で殿堂入り証書と記念品を贈呈された王氏は、今後も野球の普及に尽力したいと述べ「私はそのために生きている」と語った。

 なお、往年の野球ファンであれば王氏といえば左打者というのは常識だが、既にその現役時代を知らない者も多くなっているようで、9日の始球式の際、打席に立つ姿を撮影するためのカメラマンエリアが「一塁側」に設置されていたことが判明。このため王氏は右打席に立つことを余儀なくされたが、その場で「失礼だ」との声が上がり、急きょカメラマンが三塁側に移動するという一幕があった。

 その後行われた試合で台湾代表は序盤の大量失点が響き、オランダに4対7で敗戦。初戦を落とす苦しいスタートとなった。

 また8日に札幌で行われた韓国との初戦に勝った日本代表も9日夜に台湾入り。桃園国際空港では100人以上の野球ファンが出迎え、特に韓国戦で圧倒的な投球を見せた、大谷翔平投手(日本ハム)が姿を現すと、大勢の女性ファンから歓声が上がった。

 日本代表の今後の対戦日程は、▽11日、メキシコ(天母球場)▽12日、ドミニカ(桃園球場)▽14日、米国(同)▽15日、ベネズエラ(同)──となっている。試合開始時間はいずれも午後6時からだ。

 出場国・地域は6チームずつグループA、Bに分かれて1次ラウンドを戦った後、それぞれ上位2チームが決勝トーナメントに進出。準決勝以降は東京ドームで試合が行われる予定だ。