ニュース その他分野 作成日:2015年11月10日_記事番号:T00060283
財政部が9日発表した10月の輸出総額は239億4,000万米ドルで前年同月比11%減少した。5カ月連続の2桁マイナス成長ながら減少幅は最小で、11月には1桁まで縮小する見通しだ。財政部の葉満足統計処長は、第4四半期のマイナス成長は避けられないが、年末に向け需要が増え、前期よりは改善すると予測した。10日付工商時報などが報じた。
財政部は10月の減少幅縮小について、電子製品の輸出が前年同月比4%減ながら87億9,000万米ドルと、昨年12月以来で最も多かったことを理由に挙げた。また、IC設計、太陽電池の輸出回復、鉱産物の輸出量増加も指摘した。
一方、基本金属とその製品は19億6,000万米ドルで前年同月比19.4%減少した。うち鉄と非合金鋼類製品は28.7%減、ステンレスとその製品は34%減だった。米国などのアンチ・ダンピング(不当廉売)関税措置の調査が影響した。
輸出先別では、▽中国(香港含む)、95億6,000万米ドル(前年同月比11.1%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、41億2,400万米ドル(18%減)▽米国、27億8,600万米ドル(9.1%減)▽欧州、20億9,000万米ドル(11.9%減)──とマイナス成長が並び、日本の17億4,100万米ドル(0.2%増)のみ微増だった。
なお、10月の輸入総額は178億2,000万米ドルで前年同月比20%減だった。貿易黒字は61億2,000万米ドルで同月の過去最高だった。
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