東京と札幌で会員制シェア工房「メイカーズ・ベース」を展開するメイカーズ（本社・東京都目黒区）の松田純平・最高執行責任者（ＣＯＯ）はこのほど、来年、台北市に海外１号店を開設することを計画していると表明した。10日付工商時報が報じた。
松田ＣＯＯによると、メイカーズ・ベースでは20〜30歳の女性および観光客を主なターゲットとし、金工、木工、陶芸、縫製、テキスタイルなど、ものづくりに必要な専用ツールや設備を100種類以上提供するとともに、2,500人のデザイナーが指導に当たっており、会員数は既に4,000人を超えている。
また同工房では優秀な作品の販売や、企業との提携、商業化にも協力しており、１年間に１万件以上の取引を生み出している。
台北に開設予定の工房について松田ＣＯＯは、東京店のビジネスモデルを導入し、デザインやものづくりを学ぶことに興味のある女性や、手作り体験をしてみたいと考える観光客をターゲットにするとの方針を示した。またハンドメイド、デザイン作品の通販・販売サイト「Pinkoi（ピンコイ）」と提携する可能性もあるという。
