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Jタッチが減資、累損を解消


ニュース 電子 作成日:2015年11月10日_記事番号:T00060299

Jタッチが減資、累損を解消

 タッチパネルメーカー、介面光電(Jタッチ)は9日、資本金を6億1,300万台湾元(約23億円)、43.58%減らすと発表した。同社は4年連続赤字で、今年第2四半期までの累積損失は7億5,800万元と、資本金の5割を超えた。10日付工商時報が報じた。

 同社は、年末に開催する臨時株主総会で承認されれば、来年第1四半期にも減資が完了すると説明した。減資後の資本金は7億9,400万元。減資後には約9,000万株の第三者割当増資を実施し、メタルメッシュなど同社新技術や新業務を支援する戦略投資家を引き入れる。

 同社は今年メタルメッシュ方式のタッチパネルに注力しており、第3四半期には宏碁(エイサー)の13.3インチノートパソコン「Aspire R13」向けに量産、出荷を開始した。また、日本ブランドの12インチノートPCやタブレット端末、米国ブランドの8インチタブレット向けなど量産が続いている。

 同社は、今年下半期は需要期ながら振るわないが、9月、10月は受注が回復しており、第4四半期の業績は好転すると予測した。