ニュース 電子 作成日:2015年11月10日_記事番号:T00060303
工業技術研究院(工研院)産業経済趨勢研究センター(IEK)は9日、台湾の2015年半導体生産額は前年比1.9%増の2兆2,444億台湾元(約8兆4,000億円)で、16年は4.1%増の2兆3,364億元と、それぞれ世界の0.8%減、1.9%増を上回る伸びとなると予測した。10日付経済日報などが報じた。
IEKは、台湾の今年のファウンドリー生産額は前年比10.1%増え1兆元を突破すると予測した。台湾積体電路製造(TSMC)が成長のけん引役だ。メモリー製造を合わせたIC製造全体は1兆2,262億元で4.5%増と予想した。一方、IC設計は5,769億元で0.1%増と微増の予測。中国政府による地場産業支援で勢力を増している「紅色供給網(レッドサプライチェーン)」に打撃を受け、ICパッケージング・テスティング(封止・検査)は4,413億元で2.8%減と予測した。
IEKはまた、台湾の生産額ランキングは今年も2位(市場シェア18%)となり、首位の米国(シェア46%)に大きく差を付けられ、3位の韓国に迫られると予想。4位の日本、5位の欧州は落ち込む一方、6位の中国が強い伸びを見せると予測した。その上で、中台サプライチェーンが協力し合えば、米国に挑戦できると提言した。それにより、台湾は2020年までに生産額3兆元を突破する可能性があると指摘した。
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