ニュース 電子 作成日:2015年11月11日_記事番号:T00060329
通信行政を担当する国家通訊伝播委員会(NCC)は10日、高速無線通信規格WiMAX(ワイマックス)事業者、全球一動(グローバル・モバイル)の事業免許に相当する「無線ブロードバンドアクセス(WBA)特許免許」の更新を認めないことを決定した。11日付工商時報が伝えた。
全球一動は台湾で唯一残るWiMAX業者だが、第4世代(4G)移動通信(LTE)の普及でWiMAXが淘汰(とうた)され、サービス開始から約6年で姿を消すことになった。全球一動は12月10日までに2,600メガヘルツ帯に割り当てられた周波数帯を返納しなければならない。
NCCは、学識者グループが先月、全球一動の免許更新を認めるべきではないとの決定を下したことを受けて、10日の委員会合で正式決定した。NCCは返納される周波数帯を含め、今月17日に4G用周波数帯の第2次入札を実施する。
NCCの虞孝成副主任委員兼報道官は「全球一動が事業計画書に明記したネットワーク建設などの義務を履行しなかった上、将来の持続的経営に疑義が生じた」と更新不認可の理由を説明した。
決定を不服とする全球一動は、国家賠償請求や決定無効の仮処分申請などで対抗していく方針を明らかにした。
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