ニュース 社会 作成日:2015年11月12日_記事番号:T00060337
高雄市のカラオケ店でこのほど、歌っていた客が何らかの原因で感電し、意識不明の重体となる事故が発生した。
警察の調べによると、被害者の許育銓さん(19、男性)は今月10日夜、友人の男女と3人で高雄市大寮区鳳林三路にある娯楽施設「鳳林」2階のカラオケボックスに入った。その後、1時間ほどたったころ、許さんはリラックスしようと靴を脱いではだしになり、ソファーに座って歌を歌っていたところ、突然「感電した!」と叫び声を上げてその場に倒れた。
倒れた許さんは、マイクを握り締めたまま白目をむいてよだれを流している状態だったが、友人らは当初、彼がふざけていると思いそのまま無視していた。しかし、一向に起き上がらなかったため、女性の友人が許さんの頰をたたき、マイクを引き離した後、彼の手をつかんだ際に彼女の手に電気が走ったことから慌てて救助を要請した。
許さんはすぐに病院へ運ばれ、生命維持装置を取り付けられた上で現在も集中治療室で看護が続けられている。医師によると、最悪の場合、脳死または植物状態に陥る可能性もあるという。
警察が事故現場を調べたところ、マイクからの漏電は確認されず、カラオケ店側も「何が原因か分からない」とコメントしている。これに対し許さんの家族は原因究明を求めるとともに、同店を業務上過失傷害で訴えた。
なお、同店で使用されていたマイクの製造元、得琦電子(JTS)関係者は「マイク本体が帯電することはなく、アンプ、カラオケプレイヤー、エフェクターなどから漏電し、有線マイクを通じて感電した可能性がある」との見方を示した。
また中山大学電機系の陳朝順教授は、感電した際、靴を履いていれば電流がそこで遮断されるが、裸足の場合は電流が心臓を通る可能性が高くなると指摘している。電子機器が設置されている場所で裸足になるのは避けた方がよさそうだ。
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