ニュース 医薬 作成日:2015年11月12日_記事番号:T00060351
台湾大学植物病理・微生物学科の沈湯龍副教授と米コーネル大学医学部の研究チームはこのほど、がん細胞が転移する前に「エクソソーム」と呼ばれる小胞体を放出し、転移先に付着させ、細胞表面の原形質膜にある「インテグリン」と呼ばれるタンパク質が転移先にがん細胞を誘導するメカニズムを解明し、先月末に科学誌「ネイチャー」(電子版)に発表した。12日付聯合報が伝えた。
沈副教授は「動物実験によると、エクソソームはがん転移の2週間前に(転移先に)到達する。確度は7~8割だ」と説明した。
研究成果は、がんの転移防止研究に大きく役立つとみられ、台大は台湾大学医学院附設医院(台大医院)の胃がん、すい臓がん、乳がんなどの医療チームと連携し、臨床研究を進める。2~3年以内に初歩的な成果が期待されている。
台大の楊泮池校長は「臨床試験での確認が必要だが、臨床に応用されれば、手術前にがん細胞の転移の可能性、どこに転移するかを調べることができ、転移阻止や術後の追跡診療の改革につながる」と述べた。
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