ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

エバー航空、機体デザイン刷新へ


ニュース 運輸 作成日:2015年11月13日_記事番号:T00060372

エバー航空、機体デザイン刷新へ

 長栄航空(エバー航空)は現地時間11日、米国シアトルで最新の機体デザインを初披露した。デザイン刷新は14年ぶりとなる。張国煒董事長は「当社は来年7月1日に開業25周年を迎える。今後3〜4年以内に保有機体全ての刷新を完了する予定だ」と語った。13日付工商時報などが報じた。


張董事長は「尾翼破損トラブル後、桃園空港はずっと責任を回避している。我慢の限界だ」と語った(11日=中央社)

 最新の機体デザインでは機腹に深緑の塗装を施し安定感を表したほか、ボディーの白地にはパール塗料を使用。また尾翼のデザインを簡素化し、企業ロゴがより目立つようにした。

 このほか、エバー航空は客室乗務員の制服も来年下半期に刷新する。張董事長は「従来の緑の要素は残すが、他の色と組み合わせるか、デザインはどうなるかなど楽しみにしてほしい」と述べた。

 一方、張董事長は、傘下の立栄航空(ユニー航空)との合併手続きは順調で、2017年に手続きを完了する見通しだと明かした。エバー航空は国際線がメーンで、保有機体は70機、64都市に就航。ユニー航空の保有機体は15機で、国際線(中台線含む)で19都市、台湾域内線で11都市に就航。合併後、保有機体は85機、就航都市は国際線は重複を除き76都市、域内線は11都市となる。

尾翼破損トラブル、「責任を徹底追及」

 張董事長はさらに、先月29日に桃園国際空港の南滑走路のアスファルト路面が強風で剥がれ、エバー航空機の離陸時にタイヤが接触して異物が跳ね上がったとみられることにより、左水平尾翼が破損したトラブルについて、「(桃園空港に)徹底的に求償する。桃園空港は安全運航に関わる問題を直視すべきだ」と怒りをあらわにした。同社は同トラブルで被った損失1,000万台湾元(約3,700万円)以上の賠償を桃園空港に求める方針を固めている。

 これに対し桃園国際機場公司は「滑走路の材料や施工品質に問題があったのか第三者機関が現在調査している。滑走路のアスファルトに問題があったと確定すれば、当社は必ず賠償責任を負う」と表明した。